まず瓦という名前がついていますが、瓦を使用した屋根ではありません。
板金屋根の工法の一つで、金属板と垂木と呼ばれる木材の棒で構成されています。
棟から軒先まで1枚の長細い板金を敷き、継手部分に垂木を沿えて板金と固定、垂木の上は金属板でできたキャップでフタをし、水が入らないようにします。
この垂木のことを瓦棒と呼び、この工法のことを瓦棒葺きと呼びます。
昔は板金にトタンを使用しており、瓦棒葺きの屋根をトタン屋根とも呼んだりもします。
ですがトタンはさびが発生し拡大しやすい素材ですので、トタンよりも4~6倍錆びにくく長持ちなガルバリウムを使用されることが増えてきました。
また垂木は木材なので、屋根材が劣化し水が浸入すると垂木が腐って強度が無くなってしまいます。その状態で強い風が吹くと、屋根がめくれ飛ばされることがあります。
この瓦棒を使わなくても施工できるガルバリウムの屋根もあります。