棟の熨斗瓦の漆喰も剥がれたり、落ちたりしているところもありませんが、漆喰そのものの経年劣化は進んでいるようでした。

それでもすぐ剥がれたり落ちたりはしないようです。

今回のお家には谷が3か所あり、谷付近の瓦のずれや割れもありませんでしたが、谷板金の経年劣化による腐食が進んでいるようで、瓦表面の釉が雨で流れその部分が谷板金の塗装を化学反応によって落としサビが出ている状態です。

雨樋にも隣から落ちてきた洗濯ものが引っかかっていたり、直径4㎝位の意思が樋にのっていたり、土も少し溜まっている状態です。

洗濯ものや石はその場でとりました。

次に1階部分の屋根を調べました。

隅棟の棟部分の瓦がずれています。

これはその場で直させていただきました。

お客様には現調写真を見て頂き、屋根瓦の状態を説明させていただきました。

現時点では雨漏りをしていることは無いようで、瓦そのものも今すぐ葺き替えをする状態ではないこと、また心配な部分として谷板金は直された方が良いことをお伝えさせていただきました。

また、外壁のモルタルに割れが発生してしまいましたので、そのこともお伝えさせていただきました。

今回は谷板金の取り換え工事と、外壁の割れ部分のコーキング補修工事のお見積りをご提出させていただく事になりました。