外壁材の種類とメンテナンス①
家を建てられた方、購入された方、譲り受けた方全てに共通するのがメンテナンスやリフォームです。特に外回りは、雨風や紫外線などによって痛みや劣化、破損などがつきもの。
美観を保つことも大事ですが、必要なメンテナンスを怠ると、建物の寿命を短くしてしまいかねません。
大事な建物を長持ちさせるためには、ご自身の住まわれている建物がどのような素材でどの位でメンテナンスが必要か、あらかじめ知っておく必要があります。
全てではないですが、どのような外壁材があるか、どのくらいでメンテナンス時期がくるかを記載したいと思います。
窯業系サイディング 7~8年
石膏、セメントを混ぜ合わせて硬化した外壁材で、表面上のデザインが豊富であり、タイル調、レンガ調など様々な柄があります。現在主流となっているサイディングといえます。
窯業系サイディングそのものの寿命は30年くらいと言われておりますが、そのサイディングよりも先につなぎ目のシーリング材がひび割れたり、サイディング表面の塗膜の防水性が劣化して失われたりし、7~10年周期でそれらのメンテナンスが必要となります。また、シーリング材や塗膜に使われている塗料の種類によっても耐用年数が変わりますので、ご検討の際には確認が必要です。
金属系サイディング 10~15年
金属系サイディングとは、アルミニウム・鉄(スチール)などの金属を成形・加工し、断熱材で裏打ちしたものになります。
金属の素材感を活かしスタイリッシュな見た目で、他の外壁とは違う魅力と言えます。
窯業系サイディングと比べると、水の浸み込みやヒビ割れの心配がなく、メンテナンス周期も少し長めです。
ただし、金属特有のサビの発生がありますので注意が必要です。
沿岸部などの地域によってや金属片からの貰いサビなど、また雨などが当たりにくく塵などの汚れが流れにくい場所でもサビが発生する可能性があります。
定期的に水洗いをし、塵汚れなどを洗い流す必要があります。
塗料や立地にもより変化しますが、塗膜が劣化する10~15年ごとに塗装のメンテナンスをお勧めします。
次回はモルタルと樹脂系サイディングの外壁をご紹介します。
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