外壁材の種類とメンテナンス②
どのような外壁材があるか、どのくらいでメンテナンス時期がくるか、今回はモルタルと樹脂系サイディングの外壁をご紹介します。
モルタル 8~10年
モルタル下地の外壁は、砂とセメントを水を混ぜ合わせて造ったモルタルを、ラス網などの下地に塗り、その上にリシンなどの塗料を塗った外壁です。
防火性に優れており強度も高く、デザイン性にも優れています。
モルタルは熱や湿気によって伸縮し、クラックが入ることがあります。
クラックにも種類がありますが、そこから雨水が侵入し、防水性能が低くなると急激にモルタル自体の劣化が進み、浮きや剥がれが起きます。
塗装で仕上げているため、塗膜が劣化した際は塗り替えが必要です。
樹脂系サイディング 10~20年
耐久性が高くメンテナンスが楽な外壁材として樹脂サイディングがあげられます。
窯業系、金属系などのサイディングは表面に塗膜があるため、その塗膜が劣化した際は塗替えが必要になります。
樹脂サイディンの場合だと、表面に塗装を施しているわけではなく、材料自体に顔料が練りこまれているため、塗膜が劣化で剥がれるということはありません。
また、樹脂系サイディングは目地がないためシーリングも不要です。
汚れは水洗いで流せ、少しの汚れはホースの水でも落とせます。
酷い汚れの時は、洗車用のブラシなどで落とすこともできます。
優れた外壁材だと思いますが、デザインの少なさなど日本ではあまり普及はされていません。
次回は木質系サイディングとALCの外壁についてご紹介します。
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