今回は樹脂系サイディングについてご紹介いたします。
まず言えることは、樹脂系サイディングはほとんどメンテナンスを必要としません。
今でご紹介してきた外壁材のほとんどが、材料の表面に塗装が劣化すると塗装のメンテナンス、目地のシーリングが劣化するとシーリングの打ち替えが必要です。
一方この樹脂系サイディングは表面に塗装を施しているのではなく、素材自体に色を付けて加工しています。
また樹脂系サイディングの原料である塩化ビニル樹脂は耐久性や対候性に優れており、表面に塗膜をつくる必要がありません。
そのため、一般的な外壁材のように塗装のメンテナンスを必要としていないのです。
シーリングも必要なく施工できるので、ここもメンテナンスがいりません。
メーカー保証も長期で付いていたりするのでとても安心です。
メンテナンスをするとすれば、汚れが気になってきたら水洗いをします。
少しの汚れであればホースの水で落ち、汚れが酷い時は洗車用のブラシなどで落とすと良いでしょう。
外壁が破損した時は一部を張り替えることもでき、窯業や金属よりも簡単に補修することができます。
自分でメンテナンスできるのは大きな魅力といえます。
経年変化による退色は多少はありますが、ここまできくとメンテナンスいらずでとっても良い外壁材と思えます。
ですが日本ではあまり普及されていません。
普及率を見てみると、日本では1~2%とかなり低い普及率です。
一方、アメリカでは40%、カナダでは60%も普及されています。
日本で普及しない理由としてあげられるのが
・取り扱っているメーカーが少なく、デザインが非常に少なく、日本人の好みに合っていない
・普及率が低いため、専門の職人さんが少ない
・メンテナンスが減少するとリフォーム会社の仕事が減る
などがあるかと思います。
北米での普及率が高い理由は、自分達のお家のメンテナンスを業者に依頼せず、自分達でメンテナンスを行う傾向が強いため、メンテナンスがほとんどいらず自分達でもできてしまうお手軽さがあるためだと思われます。
デメリットとしては素材が軽いため、音を通しやすいです。
雨風が強い時は音が気になる方もいるかもしれません。
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