外壁の掃除について② 何故外壁は汚れるのか
外壁は何故汚れるのでしょうか。
外壁は日々雨風や紫外線、外気にさらされています。
そんな外壁の汚れには様々なものがあり、汚れ方も違います。
都市型汚れ
近年外壁にサイディングを張る家が増えてき、サッシの廻りなど様々な部分で防水用のシーリング材やコーキングが使用されています。
雨水によってこのシーリング材やコーキングの油分が流れ外壁に付着し、それに大気中のチリやほこりや車などから排出される炭素などが油分に付着して汚れます。
この都市型の汚れは雨水などでは簡単に流れ落ちることはなく頑固な油汚れです。
とくに窓や排気口などの開口部、軒下やバルコニーの下などの黒ずんだ汚れは、この都市型汚れになります。
雨だれ汚れ
外壁材や外壁用の塗料は、近年目覚ましく進化し以前に比べて耐久性が上がっています。
今では疎水性の高い外壁材も多く使われるようになりました。
疎水性とは、水と結びつきにくく水に溶けにくい性質をもっており、外壁の表面に雨水が広がらなく、水滴になるという特性があります。
疎水性は雨水に対しては良いのですが、油分に対しては弾くという効果は望めません。
疎水性の外壁の表面と油分とは相性が良く外壁に付着してしまうので、これが雨だれになる原因です。
コケ・藻・カビ汚れ
日当たりが悪く湿気の多い環境の場合、コケや藻、カビなどの菌類、藻類による汚れが付着します。
外壁の汚れが菌などの養分となり、繁殖してしまいます。
コケは保水性が高いため、外壁が湿気を含みさらに劣化を進行させてしまいます。
塗料の劣化による汚れ
外壁に塗られている塗料は建物を雨風から日々守っています。
外壁の塗料を塗った後乾くと、塗膜となり建物を雨や汚れから守る役割をします。
この塗膜には寿命があり、雨や風、紫外線などによって塗膜は日々劣化していきます。
したがって建物への防水、防汚硬化も低下しているのです。
外壁塗装で使われている塗料の中で、フッ素系塗料は15~20年、アクリル系は5~7年で耐久性が落ちると言われています。
外壁の汚れを放置しておくと、汚れがこびりつき掃除をしても落ちにくくなります。
その前に掃除をする必要があります。
次回は掃除の方法についてです。
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