外壁の掃除について③ 何故掃除をしないといけないのか
簡単にできる掃除を長年放置してしまうと業者を呼んで本格的に掃除をしないといけなくなったり、汚れによって外壁の劣化が進んだ場合は工事を必要としたり、雨漏りの原因にもなってしまいます。
雨漏りが発生すると室内にも雨が入ってきて慌ててしまいますが、室内に漏れるまでに建物の躯体の方に雨が入ってきているということになります。
躯体の中に入っていると大事な柱や土台などが腐食してしまい、大規模な工事が必要となってしまいます。
そうなる前に出来ることをやっておきましょう。
具体的な外壁の掃除方法
外壁の汚れで軽い汚れは家庭用洗浄用品で対応できます。
ホース、バケツ、ブラシ、スポンジ、雑巾、中性洗剤、カビ取り洗剤などがあれば軽い汚れは落とすことが出来ます。
まず掃除に取り掛かる前に、汚れている場所を確認し、どのように対処をするか検討します。
手が届く範囲や脚立などに登れば届く範囲までであればご自身でも掃除ができますが、それ以上の高い部分になってくると危険がともなってきますので、出来る範囲で掃除を行ってください。
外壁に水を流します。
外壁全体にホースで水をかけ、ホコリやチリなどを洗い流してください。
水を流すと汚れは下に流れるので、上の階から下へ洗い流すようにして下さい。
水で流すだけでも外壁の汚れはある程度落ちてしまいます。
ブラシを使い汚れを落とす
外壁の素材によってはブラシで強くこすると、塗膜や外壁自体が剥がれたり傷ついてしまう恐れがありますので、柔らかいブラシやモップを使用することをおすすめします。
目地やシーリング部分はブラシでこするとひび割れが起き、浸水の原因をつくることになりますので雑巾で拭いてください。
洗剤を使う
水とブラシだけでも汚れは落ちますが、それでも落ちない汚れは洗剤を使います。
この時は中性洗剤をぬるま湯で20~30倍ほど薄めて使用してください。
コケやカビなどの頑固な汚れにはクレンザーなどを使いたくなるかもしれませんが、研磨剤が入っている場合外壁の塗膜を傷つける恐れがありますので使用は厳禁です。
2階などの高い場所は高所用の柄の長いブラシを使われてみてください。
洗剤を使った後は水でしっかりと洗い流すことが必要です。
洗剤が残ると、塗膜の劣化が進んでしまうことがあります。
家庭用高圧洗浄機を使う
洗剤やブラシで落ちないような汚れは、家庭用高圧洗浄機を使用されてみてください。
ですが使用される場合は圧力を高くしすぎると塗膜をはいでしまう恐れがありますので、十分注意しご使用ください。
大がかりな掃除をする手間を省くためにも、普段からの掃除と点検を実践されてみてくださいね。
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