スレート屋根材について① 天然スレートと化粧スレート
1月から2月にかけて葺き替え工事を行わさせていただいたお家は、スレート屋根材(カラーベスト)を使用していました。今回そのスレート屋根について詳しく記載したいと思います。
まずスレート屋根は様々な呼び方があります。
その呼び方のなかに、カラーベストやコロニアルなどの呼び方がありますが、これはメーカー商品のシリーズ名や商品名になります。
その屋根材が多く使用されましたので、スレート屋根の事をカラーベストなどと呼ぶようになりました。
スレート屋根とは厚さ5mmくらいの平べったく薄い屋根材で、天然スレートと化粧スレートに大きく分かれます。
天然スレートは、天然鉱物である粘板岩を薄く板状に加工し、屋根材として使われています。
天然物で希少性が高く、見た目の雰囲気が美しく高級感もあり高価な屋根材です。
また重いため、使う場合は構造躯体を考慮する必要があります。
そのような理由で日本ではあまり普及されていません。
化粧スレートはセメントや合成繊維を主に用いて形を成型、表面を塗装して人工的に作られている屋根材になります。
色が豊富なため、様々な家のテイストにも仕様できます。
天然スレートと違い軽くて運搬しやすく、施工も難しくないので安く工事できますが、日本瓦と比べると耐久性は落ちます。
日本ではこちらの化粧スレートの方が多く使用されています。
どんな材料にもメリット・デメリットがあります。
次回ご紹介いたします。
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