前回スレート屋根材には天然スレートと化粧スレートに大きく分けれるとご紹介いたしました。
その中でも日本で多く使われている化粧スレートのメリット・デメリットについて記載します。
化粧スレートのメリット
・軽く耐震性が高い
屋根材の厚みが5mmと薄いため軽く、建物への負担が少ないことから耐震性が高いとされています。
瓦とくらべると差が2.5倍くらいちがいます。
・費用が安い
厚みが5mmと軽くて運送もしやすく施工も難しくないため、屋根材の中では安く工事をすることができます。
また工期も短く行えるので、それも安くできる要因です。
・色が豊富
化粧スレートは表面に塗装を施して仕上げているため、色が豊富に作られています。
建物の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。
化粧スレートのデメリット
・メンテナンスが必要
どの屋根材もなんらかのメンテナンスが必要ですが、化粧スレートは表面に塗装を施しているため、その塗装が劣化してくると塗装のメンテナンスが必要になってきます。
美観が損なわれることももちろんですが、塗装が劣化し防水性がなくなると、屋根材自体の主成分であるセメントには耐水性がないので屋根そのものの劣化を早めてまい、葺き替えの時期が早まることに繋がってくるかもしれません。
・耐久性が低い
日本瓦は耐用年数が50年以上ですが、スレート屋根は30年くらいとされています。
それもきちんと塗装のメンテナンスを行っての年数になります。
メリット・デメリットを知った上で、屋根材と長いお付き合いをしていく必要がありますね。