屋根勾配について① 屋根勾配の表し方や違いについて
屋根勾配は屋根の傾斜がどのくらいかを3寸や5寸などといったもので表します。水平に進んだ距離に対して高さがどのくらい上がるかで出すことができます。
例えば水平方向に1mのの長さに対して、高さが0.2m高くなっていると2寸といった感じになります。
そのなかでも急勾配、並勾配、緩勾配とわけることがあります。
急勾配は6寸以上の屋根
並勾配は3~6寸の屋根
緩勾配は3寸以下の屋根
また、直角三角形のようになる10寸勾配(45度)の屋根を矩勾配ともいいます。
屋根勾配はデザインに大きく影響がでるので、そういったデザイン面から勾配をどのくらいにするか決められたり、使用する屋根材で適切な勾配が決められていたり、また地域によっても考慮されて勾配が決められています。
デザイン面でいくと、急勾配はシャープでスッキリとした印象的な屋根の形になるかもしれません。
緩勾配は箱っぽい感じでシンプルなイメージになります。
屋根だけで外観のイメージが決まってくるわけではなく、外壁材の色やデザイン、家そのものの形状にもよって変わってくるので、それらと合わせて屋根勾配も変えていきます。
地域によって勾配を変える意図としては、水の流れをよくしたり、雪が積もりにくくするためです。
傾斜がきつくなるほど流れやすいので、そのため降水量が多い地域、積雪が多い地域では急勾配にされることがあります。
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