屋根材でも変わる屋根勾配使用する屋根材によって適切な屋根勾配が決まっています。
水はけや風の影響を考えられて設けられている適切な数値ですので、もし守らなかった場合は雨漏りや屋根材が吹き上げられる可能性があります。
屋根のリフォームの場合、今の屋根勾配と使いたい屋根材がどのくらいの勾配にしないといけないかも知っておくことで、使える屋根材、使えない屋根材が分かります。
また、使いたい屋根材と今の屋根勾配が合っていなくても、土台の屋根勾配からかえれば使える場合もありますが、費用は高くなります。
瓦屋根の場合
瓦屋根を使用するときの屋根勾配は4寸以上とされています。
瓦屋根は瓦と瓦の端の方を重ねて積み上げていきます。
そのため、施工した瓦の勾配は屋根勾配よりも緩くなってしまいます。
勾配が緩くなると水が下に流れていきにくくなり、すき間から逆流してくる場合がありますので、勾配をある程度付けておくために4寸以上に決められています。
瓦によっては2.5寸から施工可能なものや、2寸勾配でも使用できる瓦もございます。