屋根勾配について④ 傾斜のある急勾配のメリット・デメリット
屋根勾配の違いでのメリットとデメリット
急勾配
6寸以下の勾配を急勾配といいます。
急勾配でのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
・雨漏りの可能性が低くなる
屋根の傾斜がきつくなると雨水の流れもよく、緩勾配と比べ雨漏りの可能性は低くなります。
・屋根裏のスペースが広くなる
急勾配だと天井から屋根裏までのスペースが広がり、屋根裏の利用価値が大きくなります。
断熱材の施工位置が天井面だと屋根裏スペースは夏は熱がこもりとっても暑いため、屋根断熱をお勧めします。
デメリット
・屋根の面積が大きくなる
緩勾配とは逆に屋根面積が大きくなります。
そのため屋根の材料費などは高くなってしまいます。
・足場が必要になる
屋根勾配が急だと屋根の上に上がっての作業が難しくなります。
そのため通常の足場と、屋根足場が必要になり、また危険性もあるため作業員の人件費も高くなる可能性が有ります。
下から屋根全体が見渡せ劣化の具合は見やすいかもしれませんが、雨漏りなどの原因追及などの現調も困難になり難しくなります。
・耐風性の減少
屋根の面積が広がり、風が当たる面積も広いため、突風や台風の際に受ける影響は大きくなります。
急勾配のメリット・デメリットをご紹介させていただきましたが、こうしてみると緩勾配と急勾配のメリット・デメリットが逆になりますね。
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