屋根の塗装時期のサインが出た際にきちんとメンテナンスを行わなかった場合、防水性を失われて屋根材自体に雨水がかかってしまいます。
そうなると屋根材自体の劣化を早め、塗装することが困難になり、通常の対応年数より早く葺き替えが必要な状態になってしまうかもしれません。
また、屋根材だけでなくその下の防水シートの劣化も早まり、野地や垂木まで影響がでることもあります。
雨漏りが室内の方にまで発生してしまうと、室内の天井や壁、床なども補修しないといけない場合がありますので、さらに費用がかさんでしまいますし、お家を痛めてしまいます。
塗装の時期を間違わずにメンテナンスを行っていきましょう。
塗装で直せない屋根は葺き替えかカバー工法で、屋根材を新しくする工事になります。
葺き替えは古い屋根材を剥がし、既存の野地の状態が悪く無ければ防水シートの上に新しい野地を敷きます。
(もし野地の状態が悪ければ新しいものに交換する作業が必要です。)
新しい野地の上に防水シートを敷き、その上に屋根材を施工していきます。
広さにもよると思いますが、1週間~2週間くらいかかる工事です。
そのため塗装メンテナンスと比べると倍近く費用がかかります。
カバー工法は葺き替えと違い、既存の屋根材を撤去する手間や費用が掛からないため葺き替えよりも安く行えますが、何度もカバーで重ねていくことはできませんので、2回目は葺き替えになります。
そのため撤去費用が結局2重で必要になるので、少しでも塗装のメンテナンスを行い、屋根材を長くもたせることが大切です。