クラックを防ぐ伸びる塗料。弾性塗料について
前回3回にわたりクラック(ヒビ割れ)の紹介をさせていただきました。
なかでもモルタルの外壁はクラックが発生することが多いため、
それを補うため弾性塗料というものがあります。
塗料には
・硬質塗料
・微弾性塗料
・弾性塗料
と、弾性という観点からみると3種類あります。
弾性塗料はゴムのような性質があり、ひび割れに対して強い外壁を作ります。
塗料に伸びがあるので、モルタルにひび割れが起きても、伸びて表面の塗装面にはひび割れを発生させません。
また防水性能面に優れ雨水を侵入を防ぎます。
ですがメリットがあればデメリットもあります。
弾性塗料のデメリットとしては耐用年数が低いことがまず挙げられます。
工法により耐用年数もまちまちですが、短いものだと5年ほどしかもたないものもあります。
また水を通さない性質のため、水が入ってしまうことがあると逃げ場がなくなり表面がぼこぼこと膨れてしまうことがあります。
またサイディングの外壁に塗ることができません。
サイディングは夏場、熱を持ち伸縮します。
伸縮によって塗膜とサイディングの間に空気が入り込むことによって膨れが発生します。
使用する材料のいい面、悪い面を知ったうえで使用すれば、何かあったときは落ち着いて対処ができますね。
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