台風のニュースを最近よく見かけます。
台風がくると命の危険ももちろんありますし、家屋の損傷などの心配のあります。
今回は台風の風力について強さの目安をご紹介します。
風速は、m/sという単位を使いますが、これば秒速何メートルかを表しています。
15m/sだと秒速15メートルなので、1秒で15メートル通り過ぎるということになり、これを時速にすると54キロメートルになります。
もちろん人間にはなかなかできない記録です。
この風速15m/sの範囲を強風域といい、風速25m/sを暴風域といいます。
風速25m/sは時速にすると90キロメートルになります。
10~15m/s やや強い風
このくらいの風が吹くと、人の感じ方として風に向かって歩きにくくなり、傘もさせなくなります。
樹木や電線が揺れ始め、建物への影響は樋が揺れ始めます。
15~20m/s 強い風
風に向かって歩けなくなり、転倒する場合もあります。
電線が揺れて音が鳴ったり、看板やトタンが外れることもあります。
建物は、雨戸やシャッターが揺れ、瓦が外れる可能性もあります。
20~30m/s 非常に強い風
何かにつかまっていないと立っていられないような風が吹き、飛来物が飛んでくる可能性もある危険な強さです。
細い木の枝が折れたり、道路標識が傾いたりし、屋根材が飛散することがあります。
30~40m/s 猛烈な風
外に出るのは極めて危険な風で、樹木や電柱などが倒れたりすることがあります。
ブロック塀も倒れる危険性があり、固定が不十分な屋根材が捲れたり、養生が不十分な足場が倒れたり、外装も飛散する可能性があります。
40m/s以上 猛烈な風
これ以上の風の場合は家屋が倒壊するものもあったり、鉄骨構造物が変形することがあります。
風速の目安をご紹介いたしましたが、台風の強風域だけでも瓦がはがれる可能性があります。
台風が来る前に外れそうな瓦がないかを確認することも大事ですね。