光触媒塗料はご存じありますか?
光触媒は、太陽の光によって汚れを分解し浮かせるという作用があり、それにより雨水で汚れを洗い流すことができるというものです。
太陽の光も雨も自然の力によって汚れが落とせるのであれば、人の手間がいらなく、汚れを落とすための費用もいらずでとても良いものだというイメージがあります。
また空気を浄化する効果もあり、環境にとっても素晴らしい塗料です。
そんな光触媒塗料にもメリット・デメリットがありますので、今回はそのことについて紹介します。
メリット
・汚れにくい
・紫外線に強い
・カビ、藻が発生しにくい
・遮熱性がある
・空気を浄化する
・環境にやさしい
冒頭でもご紹介したように、光触媒の特徴は汚れを分解し浮かせて雨で流すことです。
このことをセルフクリーニングといいます。
またその他にも空気清浄効果や遮熱効果が特徴です。
それを可能にしているのが原料の酸化チタンといわれるもの。
酸化チタンの特性は超親水性ですが、親水性とは水と物質のなじみやすさのことになります。
親水性が悪いと水滴を作りますが、親水性が高くなると水滴にならず薄く膜が広がります。
その水膜によって汚れが付着しにくく、汚れを落としやすくなります。
また、油や排煙などの汚れは、酸化チタンによって作られる活性酸素によって分解され、汚れが浮かび上がり雨が降ることで流されます。
中には赤外線を反射し、外壁に熱を蓄積させない効果を持ったものなどもあります。