前回に引き続き、今回は急勾配の特徴をお伝えしたいと思います。
急勾配屋根とは勾配角度が6寸以上の傾斜の高い屋根のことをいいます。
急勾配の特徴ですが、角度が大きいので水はけがよく雨漏りしにくい反面、屋根面が広くなるため施工価格が高くなります。
急勾配のメリットとして挙げられるのが
・耐久性が高まる→雪や雨水が速やかに排出しやすいため雨漏りのリスクが少ない
・デザイン性が高まる
・屋根裏が広くなる→屋根裏のスペースを取りやすいため、収納や住居スペースが確保しやすい。また広い屋根裏空間は断熱効果も期待でき、屋根面から居間への寒暖の影響を受けにくくなる。
などです。
一方、デメリットとしては
・耐風性が弱まる→屋根面の角度が急なので突風や台風時にその影響を受けやすくなる。
・コストが高くなる→急勾配になればなるほど屋根面積が広くなるので施工価格が高くなり、急勾配で作業できる職人も限られるので人件費も上がる。
・足場が必要になる
・メンテナンス費用が割高になる
などです。
屋根の勾配は、デザインと機能性のバランスにおいて決めることが大切です。
あらゆる面から総合的に考えると3寸~5寸の並勾配、中でも多く住宅で採用される4寸勾配がオススメです。
4寸勾配であれば、雨水の滞水が原因の雨漏りがしにくいので、リスクが低くなりメンテナンスの頻度が低くなります。
また屋根材の選択肢が広がり、多くの屋根材に適合できるのでコスト面がコントロールしやすく、さまざまな屋根材にも容易に葺き替えが可能になりコストダウンにも繋がります。
住宅のニーズは住む人によって異なります。緩勾配・急勾配の特徴を知り、自分の好みに合った住宅づくりに役立てましょう。また将来必要となるメンテナンス作業の作業効率やコストまで視野に入れ、屋根勾配を検討されてみてください。
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