今回は屋根リフォームの基本的な工法について書きたいと思います。
屋根のリフォームには大きく分けて3つの方法があります。
それぞれの工法とメリット、デメリットは以下の通りです。
◎塗り替え→既存の屋根材の上から塗料を塗る工法です。
(既存の屋根材を調整・補修してリペイント塗装し、完成です)
メリットとしては、お好みの色に変えられ、費用も抑えることができます。
デメリットとしては、塗装により既存のデザインが失われる場合があり、数年後に再塗装・補修等が必要になる場合があります。また屋根下地(野地板)の点検・調整ができません。
注意点として、一般的な塗装では治せない屋根の症状・状態があります。
それは
・屋根の下地が割れているなど劣化の激しい状態になっている
・数か所から雨漏りがある状態である
・屋根下地が腐食しているも修復は不可能
・コロニアル屋根材にたわみが生じていても補修は不可能
な状態の場合などです。
◎カバー工法(重ね葺き)→既存の屋根材の上に新しい屋根材を施工する工法です。
(既存の屋根材を調整し、新しい下葺材を張ります。そして瓦座・桟木などを施工し屋根材を施工して完成です)
メリットとしては、お好みの色・デザインの屋根材が選べ、屋根を重ねることによる遮熱性・遮音性の向上が期待できます。
デメリットとしては、屋根の総重量が増加し、建物(躯体)にかかる負荷(重量)が増加します。
また屋根の下地(野地板)の点検・調整ができません。