~屋根材~アスファルトシングルのメリットとデメリット
アスファルトシングルには他の屋根材とは違うメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、
アスファルトシングルは柔らかく、瓦屋根のような硬い屋根材のようにひび割れたり、金属屋根材のようにサビついたりしない点があります。
石粒で覆っているため傷つきにくく、防水性・耐候性・耐久性に優れています。軽量で耐震性も高いため、地震対策にも適した屋根材です。
デメリットとしては、
アスファルトシングルは6㎜程度の薄いシートのため、強風によって剝がれや破れが起きる場合があります。施工の際は接着剤や金物で屋根に圧着しますが、耐久性を確保するのには施工時に技術が必要です。経年劣化によって異常が起こる場合もあるので、5年~10年ごとに定期メンテナンスを行うべきといえます。
また、表面の石粒が落ちてくることがあり、放っておくと見た目が悪くなるだけでなく劣化を早める原因にもなるので注意しましょう。
求められるようになった理由は、その見た目の良さにはじまり、防火性、30年保証、防音性、超軽量、耐震性、扱いやすい等良い事づくしの部分が普及してきた理由といえるでしょう。
更に、ノンアスベストなので、環境や人体に被害を及ぼす石綿は含まれておりませんので、安心して使うことができます。
アスファルトシングルの施工方法
アスファルトシングルは加工性に優れています。
しかし、施工するにあたり屋根の形状や勾配により使用できない場合があります。
主に切妻屋根、寄棟屋根、片流れ屋根で施工可能です。
更に屋根勾配は3寸5分以上必要です。
アスファルトシングルで、ある一定以上の勾配が必要な理由は雨水が溜まらないようにするためです。
勾配を一定以上にすると雨水がスムーズに流れていきます。上記の条件に当てはまらない場合は、他の屋根材を使用することになるでしょう。
下準備では、防水紙を野地板に張っていきます。
軒先や端部には板金で水切役物を取り付けます。
その後、軒先から捨て張りを行い、軒先から一段ずつ横に突き合わせて張っていきます。
仕上には棟材や軒換気材を取り付けていきます。
アスファルトシングル屋根は他の屋根材と違って少し特殊な塗装方法になります。
アスファルトシングルは軽量で施工性や耐久性が高く、メリットの多い屋根材です。
また劣化を防いで美観を保つのは定期的な塗装を行うのがポイントになります。
塗装には技術が必要です。施工に慣れていないと塗りムラができたり、補修が十分にできなかったりする場合もあります。しっかりとメンテナンスを行うなら、技術力が高く信用できる塗装業者に屋根工事を依頼するのがオススメです。
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