ガルバリウム鋼板のメリットとデメリット。劣化のサインは?
今回はガルバリウム鋼板のメリット・デメリットとガルバリウム鋼板屋根の劣化についてまとめてみました。
【ガルバリウム鋼板のメリット】
・地球に優しい素材である(リサイクルできます)
・防火性に優れている(火災時に燃焼しにくい不燃材料です)
・耐久性に優れている(ガルバリウム鋼板の寿命は25年といわれています)
・錆びに強い(一般的なトタンである亜鉛メッキ鋼板と比べると約4倍の防錆性があります)
・耐震性に優れている(日本瓦の約1/6の軽さです)
【ガルバリウム鋼板のデメリット】
・防音性が低い(薄い金属なので、雨音が他の屋根材と比べて大きくなります)
・断熱性が低い(金属なので断熱性はほぼありません)
・衝撃に弱い(薄いので、重いものがあたると凹みます)
・錆びにくいが錆びないわけではない(メリットの中で「錆びに強い」といいましたが、全く錆びないという事ではありません。特に塩害には弱いので海に近い地域では注意が必要です)
ガルバリウム鋼板屋根の劣化のサインとしては、色あせや屋根材の浮き、錆びがあります。
ガルバリウム鋼板は「錆びない」と思われている方もいらっしゃいますが、「錆びない」のではなく【錆びにくい】素材です。錆びが全く発生しないわけではないので、ご注意ください。錆びには①赤サビ ②白サビ ③もらいサビがあります。
赤サビ
→赤サビは傷ついたところから発生するサビです。台風などの強い風で物が飛ばされ当たった、子供が石など硬いおもちゃなどを投げて遊びぶつけたなどの傷がついたところから少しずつサビていく現象です。
白サビ
→白サビは潮風が吹く海岸周辺や高温多湿な状況下でおこりやすいサビの一つです。金属に発生するサビというよりは白い斑点が表面にでてきてしまう現象です。これはガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛が酸化し表面にでてきたものです。
もらいサビ
→もらいサビは言葉のとおり他の金属に発生したサビをガルバリウム鋼板がもらってサビてしまう現象です。サビた金属が強い風で飛ばされ当たってしまうとそこからサビてしまうこともあります。
ガルバリウム鋼板はこれまでの金属屋根が大きくグレードアップしてデザイン性が高まった優れた屋根材です。
今風のスタイリッシュな家にはピッタリの建材なので特徴を理解した上で検討されてみて下さい。
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