広島市でリフォームをご検討の方 ~スレート屋根のメリットとデメリット~
スレート屋根は現在の我が国の新築住宅で最も多い屋根材です。色やデザインが豊富で安価であることに加え、多くの家がスレートだから…という理由で採用されるケースが多いと思われます。
「軽量」であることが大きな特徴で、厚さ5㎜程度の薄い素材のため、陶器瓦に比べて坪当たりの重量は半分以下です。そのため、地震の時の揺れが軽減でき、揺れても建物が倒壊するリスクを抑えることができます。
〈メリット〉
・安価
・カラーバリエーションやデザインが豊富
・防火性に優れている
・施工がしやすいため、対応できる職人が多い
・軽量なため、耐震性が高い
しかし、安価であるがゆえにデメリットもいくつか存在します。スレート瓦の主成分であるセメントには実は防水性はなく、そのため工場で表面にアクリル樹脂塗装を施しているのですが、10年ほどが経過して塗膜が劣化すると防水性能は完全に切れてしまいます。そのため、再塗装や葺き替えなどの定期的なメンテナンスが必要になります。また凍害に非常に弱いため、北海道などの気温が低い地域には使用されていません。広島市や廿日市市では問題なく使用できます。
〈デメリット〉
・塗膜が劣化すると防水性能がなくなってしまうため、約10年ごとに塗装などのメンテナンスが必要になる。
・耐衝撃性に劣り、人の重さや飛来物で割れてしまうことがる。
・防音性、断熱性に劣る
・凍害に弱いため、寒冷地には適さない
・水分が滞留し、コケや藻が生えやすい
耐用年数としては25年~30年ですが、スレート屋根は軽量な分強度が弱いため、10年もするとひび割れが生じたり塗装表面が傷んだりします。そのため、10年~15年程度をめどに再塗装が必要となり、他の屋根材と比べるとお手入れが必要になる屋根材です。
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