広島市で新築・屋根のリフォームを検討の方に ~日本三大瓦とは~
今回は日本三大瓦のうちの一つである三州瓦について特徴と弱点をいくつかご紹介しています。広島市や廿日市市でも使用できる瓦なので参考にされてください。
日本三大瓦とは「三州瓦」「石集瓦」「淡路瓦」のことをいい、古くから現在まで日本家屋に使用されている瓦のことをいいます。
最近ではスレート屋根を使用する家が多くあまり瓦にはなじみがない方もいると思いますがこの機会に瓦の事も少し知ってもらい、新築やリフォームの際の選択肢を増やしてもらえたら思います。
三州瓦とは古くから瓦の産地として有名だった愛知県三河地方で生産されている瓦のことをいいます。
奈良時代から作られていたとも言われておりとても歴史のある瓦なのです。
三州瓦は焼成方法により四つの種類に分類されており全ての三州瓦があてはまるわけではありませんが主な特徴と弱点をご紹介します。
まず一つ目の特徴は、耐久性です。
三州瓦は高温焼成で製造されるためしっかりと焼き締まり、硬く強度が高い瓦なのです。
二つ目は耐火性です。
高温で焼成される三州瓦は建築基準法で不燃材として指定されています。
三つめは耐水性です。
釉薬瓦や塩焼瓦は陶器質なので雨水をほとんど吸収せず水はけの良い雨水を流しやすい設計になったいます。
四つ目は耐寒性です。
三州瓦は水分凍結による屋根材の損壊対策が設計されている為寒冷地方にも適しています。
五つ目は断熱性です。
遮熱性能が高く通気性も良い為、四季を通じて快適な住まい環境を作れます。
最後に六つ目防音性です。
金属系の屋根やスレート屋根に比べると三州瓦はほとんど音が出ません。
弱点としては焼成温度の変化により色ムラがあったりします。
また粘土に含まれる鉄分が瓦表面に出てきてしまった場合、雨水があたって赤錆が発生する場合もあります。
ただし表面のみなので内部まで浸透する心配はありません。
ある程度年数が経った屋根や周辺環境によっては苔が瓦に付着することがあり、そこにホコリなどが付着して汚れてくると美観が失われていくこともあります。
それを好まれる方もいらっしゃいます。
そして瓦と聞くと耐震性を心配されるかと思います。
確かに三州瓦は重みがあり地震に弱いと言われています。しかしガイドライン工法という優れた施工方法と耐久性の高い三州瓦を合わせると阪神淡路大震災クラスの地震にも耐えられるという実験結果が出ています。
優れた特徴も弱点もありますが、三州瓦は製造、形、色も様々で数多くの製品がでているのでチェックしてみて下さい。
9時~18時まで受付中!
03-3779-1505