特徴をいくつかあげます。
①雨に強い
石州瓦は来待釉薬がガラス状のコーティングを作りだす為雨水を流したり、酸性雨から守る働きがあります。
②風に強い
台風の通り道になっている日本では屋根の耐風性は気になるところだと思いますが、石州瓦は組み合わせ葺きという工法で瓦をがっちりと重ね合わせているので強風に耐えられるようになっています。
③寒さに強い
石州瓦は硬くて割れない、凍害に強い瓦と評価されているくらい強い瓦です。
瓦に水分が残ってしまうと、その水分が凍ってしまいヒビ・割れに繋がるのですが石州瓦は高温焼成で焼き上げるので水分を残さず気功も小さくなるため水分を溜めにくくなってます。
④変色に強い
酸が変色の原因となるのですが石州瓦の釉薬のコーティング効果は酸やアルカリなどから守る機能があります。
その為いつまでも美しい外観を留めることができるのです。
⑤防火性が高い
高温焼成で焼しめられた瓦なので防火性が高いのです。
⑥耐震性の向上
阪神淡路大震災後には瓦葺きの家が減少したと言われています。
確かに石州瓦は重量が思いためそのまま使用すると耐震性を下げる結果になります。
そこでガイドライン工法というものが生まれ、この施工方法だと阪神淡路大震災クラスの揺れでも瓦が一枚もずれることがなかったという実験結果が出ています。