広島市で屋根のリフォームを検討中の方に淡路瓦の特徴をご紹介
今回は日本三大瓦のうちの一つである淡路瓦の特徴と弱点をご紹介していきます。
以前ご紹介した三州瓦、石州瓦と同じく広島市や廿日市市でも使用できる瓦なのでこちらも参考にされて下さい。
淡路瓦とは兵庫県淡路島で生産されている瓦の事を言います。
いぶし瓦を主に製造しており全国でもいぶし瓦のシェアは一位です。
淡路瓦は「なめ土」と呼ばれる粘土瓦に適した土で粒子が細かく美しい仕上がりになるのが一番の特徴です。
また機能性も高いのでいくつかご紹介します。
①防火性能:三州瓦、石州瓦と比べると一番低いですが、焼成温度1000度以上で焼き上げられている瓦なので防火性能は高いです。
②防水性能:淡路瓦の主であるいぶし瓦は焼成すると炭素被膜を形成していくので防水性能が高いのです。
③耐圧性能:淡路瓦の耐圧性は屋根材に課されているJIS規格よりもはるかに上をいっています。その為、屋根に付けるアンテナ工事や積雪に強いと言えます。
④耐震性能:阪神淡路大震災以降重い屋根は避けられ軽い屋根材が選ばれるようになってきましたが、カバー工法という地震の揺れに対応した施工方法によって耐震性は向上してきています。
弱点はやはり重量が重いことです。
昔に比べて改善されてはきていますが他の屋根材に比べるとどうしても重くなってしまいます。
そしていぶし瓦は素焼きなのでヒビが入ってしまう事があります。
様々な屋根材がありますが、それぞれの特徴や弱点を正しく理解して条件や優先順位にあった屋根を選んで長く快適な生活を送ってください。
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