屋根の縁の下の力持ち!「ルーフィング」の機能と種類について
新築や屋根のリフォームを検討する際に打合せ等で「ルーフィング」という言葉を聞かれた事はありますでしょうか。
あまり聞かれた事がない方も多いかと思いますが、今回はそんなあまり知られていないルーフィングについてご紹介します。
ルーフィングは、雨から家を守る生命線であり、屋根の縁の下の力持ちであるものなので是非ルーフィングの重要性や機能を知り、参考にしていただければと思います。
ルーフィングを敷く目的は防水です。
一般的に屋根材には隙間があり、一定以上強風雨を受けると隙間から浸水することがあるのですが、それを防いでいるのがルーフィングです。
住宅用屋根材においてルーフィング無しで施工できる屋根材はなく、屋根材とルーフィングのセットで雨漏りを防いでいると考えてもいいでしょう。
屋根の下地となる野地板の上に施工されており屋根材が施工されるとみえなくなる厚さわずか1ミリのシートですが雨漏り防止には絶対欠かせない建材です。
種類は沢山ありますがその中でも代表的なものを3つご紹介します。
一つ目はアスファルトルーフィングです。
アスファルトを染み込ませた板紙にアスファルトの層を重ねて作られた防水シートで、一般家庭で最も多く使用されています。
比較的安価ですが耐久性が他の物に比べると低いのでランニングコストが高いというデメリットもあります。
二つ目は改質アスファルトルーフィングです。
基本的な設計はアスファルトルーフィングと同じですが少し高品質になります。
耐久性も高く止水性に優れていますがその分アスファルトルーフィングに比べて高価になります。
三つ目は高分子系ルーフィングです。
合成ゴムや塩化ビニルを原料としたアスファルトではないルーフィングシートです。
伸縮性が高く下地の亀裂に影響されなかったり、軽量で安価ですが紫外線で劣化しやすかったり接着剤の劣化によって防水機能が落ちることもあります。
この他にも種類がありそれぞれメリットデメリットあります。
屋根の相談内容で多いのは雨漏りです。
雨漏りにはルーフィングが必要不可欠です。
雨に強く、長持ちする家にする為にもつい見過ごしがちですがこの機会に是非ルーフィングにも注目して屋根材を選んでみて下さい。
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