広島市や廿日市市でも見かける片流れ屋根のメリットとデメリット
片流れ屋根は、デザイン性がよく、屋根裏のスペースが有効活用でき、構造が簡単なのでコストを安く抑えることができます。外観もすっきりしていてシャープなイメージで洋風住宅や敷地の狭い住宅でもよく採用されており、施工をしっかり行えば雨漏りの心配はありません。
まずはメリットについて詳しく見てみましょう。
太陽光発電システムを取り入れる住まいも増えてきましたが、その太陽光発電にとって有利な屋根形状であることも片流れ屋根のメリットです。大きな1枚の屋根面であることから、その屋根面を南向きにとれば発電効率の高い南向きの屋根面に他の屋根形状よりも多く太陽光パネルを配置することが可能となります。また屋根勾配を調節すればより高い発電効率を期待できます。
構造が簡単であることから初期費用が安く経済的です。
メンテナンスやリフォーム費用も低く抑えることができます。屋根のない反対側は高い位置に窓を取り付けることができ、そのため室内も明るくなり、解放感のある室内になります。
ではデメリットはどうでしょうか?
片方の壁面量が増えてしまいます。
ケラバ側や軒先の反対側の壁面は逆に日差しや雨水が当たりやすくなるので外壁の劣化も早くなってしまいます。
軒がない片流れ屋根の場合は壁面からの雨漏りの発生リスクが高まり、棟換気が設置できないので屋根が劣化しやすくなります。片流れ屋根を設置する際には雨水の侵入を防ぐ工夫や棟の換気、透湿ルーフィングの使用などの対策によりデメリットを解消する方法もありますので、片流れ屋根を設置する前に屋根の専門家に相談・確認されてみて下さい。
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